こんにちは★
歴女になりつつあるよよちちです🐨
この最大のミステリーと言われる本能寺の変は、「記録が全然残っていないこと」が、さらにミステリーを深めている、と言われています。
なぜ、残っていないのか、を考えると黒幕説やら、いろいろな説が生まれやすくなっているのでしょうね。
以前本能寺の変の「黒幕説」をまとめました★↓
本能寺の変の【4人の黒幕説】わかりやすく解説★歴史ミステリー
今回は光秀自身に焦点をあてて、黒幕説以外の可能性をいろいろ調べたり、考えたりしてみました。
ということで、 本能寺の変の時、明智光秀の身辺には何が起こっていたのかを考えてみた お話★
目 次
ノイローゼ説
光秀は、信長の家臣時代は、思いっきりコキ使われていました。
政治関連の業務、戦関連の業務が次々と襲い掛かってきました。
しかも、超忙しい時に、「馬ぞろえ」という信長の力自慢パレードを行います。
しかも、何回も。。。
この大規模なパレードを仕切ったのも光秀。
パレードの準備って大変でしょう?今みたいに電話やメールがあるわけではないし、手紙を出しても返信は早くても2、3日後。
先を見越した業務(馬などの手配やら、衣装やらも)、安全面、警備体制、おもてなしやら、もう大忙し!!
そんな中で、ねぎらいの言葉もなく、ミスした光秀に暴言を吐いて蹴り飛ばすという。。。
今だったらパワハラ、モラハラ、残業強要、業務過多・・・もう完全にコンプライアンス違反!
それでも光秀はまだ頑張る!信長に「このハゲ!」と言われても我慢して頑張る!
そして、本能寺の変の直前にもまたまたパワハラが!
徳川家康が信長のお城安土城に来るのでおもてなしをすることになりました。
そのおもてなし担当も光秀がやることになりました。
もう目まぐるしく働いています。
そして光秀はミスをしてしまいます。
京料理を出したら信長に「味がない!」と言われ、おまけに出した魚が腐っていた。。。あちゃー
ここでもまた信長にボコられる。。。
そして、「お前はもうこの場はいいから秀吉の戦に加われ!」と言われてしまいました。
そして秀吉の応援のために軍を連れていく道中で「本能寺の変」が起こったのです。
ノイローゼというか、うつ病というか。。。
もう、心が病んでしまったのだという説です。
確かにしっくりくるところがたくさんあります。
ここまでされたら誰でも怒るよね、という感じですよ。。。
長年の恨み説
上記のノイローゼ説とエピソードは被るのですが、信長のパワハラに対して恨みを募らせるようになった。
そして、光秀の母親は間接的ではありますが、信長の行動によって殺されています。
しかもとても残虐な処刑。。。
そういったことがどんどん積み重なっていき、爆発したのではないか、という説です。
ノイローゼ説と長年の恨み説が本当に光秀に襲い掛かっていたのならば、クーデターを起こしたくもなりますよね。。。
恐怖説
信長は、ヘマをした家臣にとても厳しく当たりました。
追放して島流しにしたり。。。
そして、信長の非道な行動として挙げられるのは延暦寺を燃やしたこと。
死者が2000人以上ともいわれています。
これには光秀もびっくり!!神にも背くのか!!と信長に恐怖心を抱くようになっていく。
もはや、信長は人間としての情がなくなっている。
そして次にヘマしたら、自分も同じ目に合うのではないか?と思い始めます。
そう思うようになった光秀がチャンスがあったら殺そう、と思っていた時に、絶好のチャンスが訪れた!
今やらなければ、自分が殺される!そう思った光秀は、秀吉の戦のヘルプに行く援軍を連れてそのまま本能寺へ向かった、という説。
ノイローゼ説、長年の恨み説、恐怖説を調べていると、もう暗殺したくなるよね、と思いました。
そして、信長も裏切られるようなことをしてるじゃん、と思います。
光秀を悪役にしてはかわいそうな気がしてきますよね。。。
では次はこういう光秀の感情ではない視点で見てみましょう★
朝廷を守る説
この時は、室町幕府。
光秀はもともと室町幕府最後の将軍の足利昭義に仕えていました。
昭義と光秀と昭義は超仲良し!
お互いに信頼しあっていました。
光秀は、幕府側と信長と、両方に仕えているような時期があります。
そんな時に、信長は昭義を追放して隠居させます。
昭義はもう悔しくてたまりません!いつか返り咲いてやる!
そして光秀はだんだん、信長の家臣になっていくのですが、昭義とは切れてなかったんじゃないか?
信長の家臣になっても昭義への忠誠心はなくなっていなかったのではないか?ということです。
その証拠に、「本能寺の変」の翌日に足利昭義に手紙を送っています。
(実物は見つかってないのですが)それが、秀吉を討ってほしい、という内容の物。
こんな内容の物を送る仲だったとしたら、光秀が朝廷を守るために信長を殺した、というのはしっくりくるかな、とも思います。
結局は、朝廷でもなく、光秀でもなく秀吉が天下統一を成立させるのですがね。。。
突発説
本能寺の変の時、信長の状態を整理すると、隙だらけの状態にありました。
・連れている護衛の数が少数。
(20人という説から250人の兵という説があるけれど少ないことにはかわりない)
・お城ではなくお寺に連泊していた。
(本能寺はお寺の割には防御施設が充実していたとはいうものの、無防備だよね。。。)
・京都の有名な僧とのお茶会
(攻められることはない、と思っていたのか、お茶を楽しんでいた)
なんか、天下人としては、ちょっと自己防衛が足りないのではないか。。と思います。
それは、よよちち🐨でもわかるくらいだから、智略の光秀だってわかるよね。
「今だったら信長を殺せる!」
「もし、殺すことができたら天下は俺のものだ!」
そう思った光秀の暴走によって本能寺の変は起こったのではないか、という説。
学者さんたちは、この説(突発説)を唱える人が多いです。
なぜかというと、「計画的にできることではなかったから」という理由。
この時、信長はすでに子供の信忠に政権を譲っていました。
だから、父子共に殺さなければ、このクーデターは意味がないのです。
親子ともに無防備な状況。。。
こんなラッキーな状況を作り出すことは不可能。
黒幕の人達は知ることができない状況。
実際、信忠も兵を連れておらず、父親の自害を聞いて、自分にも勝ち目なし、と判断して自害。
こんなにうまくいく状況を事前に作り出すことも、想像することもできなかったのではないか、という考え方です。
🐨確かに!!と思います。
信長だって、光秀だってバカじゃないんだから(天才ですから)、そんな人達の間で計画して暗殺できないよね。
光秀が少しでも怪しい行動をしたら、信長だって気が付いてすぐに「謀反だ!!」と言って追放するでしょう。
それをわかっている光秀も、身動きが取れなかったでしょうし。いろいろなことで、大忙しだし。
そうなると、やはり突発説が、信憑性が高い気がしますね。
おわりに
日本史上最大のミステリーと言われる「本能寺の変」だけに、いろいろな仮説がいっぱいで面白かったです。
もう450年も前の事ですからね。
真実はわからないですよね。
タイムマシーンがあれば見に行きたい!!
でも、大河ドラマで「麒麟が来る」が始まると、いろいろな資料が出てきたりするかもしれません!
そうなったら、真実に近づけるかもしれないです!!
ワクワクしますねーーー!!
実際「風林火山」で、山本勘助が主役のドラマが始まったら、勘助に関する新しい資料が出てきました。勘助は実在していないのでは?と言われていましたが、実在する人物だったことが判明されたんですよね。
そういうことがあるから、もしかしたら「本能寺の変の謎」も判明してくるのかもしれません★
キャー楽しみ💛
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