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歴史ミステリー!森蘭丸は本能寺の変を予測していた?かなり興味深い人物です!

更新日:

こんにちは★

日本史の勉強なんてしたことなかったのに、歴史が大好きになったよよちち🐨です★

 

戦国時代の最大のミステリーと言われている「本能寺の変」を予測していた人物がいる!?

それが、信長の秘書のような仕事をしていた「森蘭丸」です。

この人物がとっても面白いので、いろいろ調べてみました。

 

ということで、今回は 森蘭丸の人物像とエピソード のお話★

森蘭丸の人生をサクッと

※乱丸、乱法師等といろいろ名前がありますが、今回は「蘭丸」に統一しています※

■生まれ

森蘭丸は、森家の9人兄弟の三男として生まれました。

森氏は源氏を子孫にもつ、名家です。

森家は織田信長の家臣でした。

蘭丸の父親の森可成(よしなり)は、信長の命により「宇佐山城の戦い」に出兵しました。

この宇佐山城の戦いとは、浅井・朝倉両家から、宇佐山城を守るために戦いでした。

浅井家に裏切られた信長は背後から攻められたり、大ピンチな状態でした。

浅井・朝倉両家は、約3万の兵を敷いて攻めてきましたが、可成はわずか1000人の兵で、お城から出て戦いました。

信長のピンチを救を救うことはできましたが、48歳という若さで亡くなってしまいました。

それで、信長は可成の子供たちを引き取ったんですね。

 

蘭丸のお兄ちゃんのお話はこちら↓🐨✨

戦国時代の狂犬!森長可の生き方が破天荒すぎて面白すぎる!

 

■信長の小姓になる

蘭丸は、12歳の時に織田信長の小姓として仕えます。

この時、蘭丸と一緒に弟の坊丸(四男)、力丸(五男)も一緒に信長の小姓となりました。

信長は、蘭丸のことが超気に入っていたようで、自分のお気に入りトップ3に入れている程でした。

(1位は奥州の鷹、2位は青の鳥だったと言われています←なんか信長気持ち悪っ!!🐨笑)

蘭丸は、今でいう受付嬢や、秘書のような仕事をして、常に信長の世話をするような仕事をしていました。

(この時代はかわいい男の子を受付や案内役においていました。)

 

■信長と蘭丸の関係性が分かるエピソード

織田信長は常に命を狙われるような人物でした。

「信長包囲網」をしかれ、周りの大名が束になって向かってきたり、宗教がらみでも命をねらわれたりと、常に注意を払っていないといけないような状況でした。

それなのに、信長は少しお気楽なところがあって、命を大事にしない節がありました。

蘭丸はそのことをたびたび注意していました。

 

ある日、信長は、趣味の鷹狩りをしていました。

蘭丸もお共していました。

信長は休憩を使用とある農家の家に入りました。

その時に大きな地震が起きました。

共をしていた人達はみんなあわてて外に飛び出しました。

しかし、信長は中に留まりました。このため、蘭丸も信長と一緒に留まりました。

蘭丸は一人信長のそばを離れずに、信長を守ろうとしました。

やがて、揺れがおさまり、信長も外に出ました。

その時に蘭丸は言いました。

「信長様、天か統一を目指すような人が、危険を犯すようなことをなさらないでください。このような小事でケガをしたり、命を失いかねないようなことは今後しないでくださいよ!」と注意しました。

ただ一人、信長のそばを離れなかった強い信頼関係がある蘭丸しか言えない言葉でしょう。

織田信長は、日本1くらい大きな会社の社長のような人物です。

信長が死んでしまったら困る部下達もいっぱいいるわけで。。。その家族たちもいるんだし。

そういうことを考えないところがあって、蘭丸は注意したんでしょう。

 

■短い生涯を終える

信長に評価され、信頼されて、蘭丸は、大出世します。

しかし、18歳という若さで死んでしまいます。

それは。。。「本能寺の変」ですね。

それは、羽柴秀吉の援軍に向かう途中、信長は、蘭丸を含めた数人の家来と共に本能寺にいました。

同じく秀吉の援軍に向かっているはずの明智軍は、行先を本能寺に変えて、信長を暗殺しようと向かってきます!!

それにいち早く気が付いた蘭丸!

信長に「明智光秀様の謀反でございます!」と告げます。

信長「是非におよばず」とあの有名なセリフを言って、応戦します。

明智軍は12000人もいますから(本能寺の近くまで来たのは1000人ほど?)、数人のお共しかいない信長に勝ち目はありません。

そしてついに、火を点けて自害。

蘭丸は、信長の遺体を明智軍に渡さないように、と最後まで命を懸けて必死に戦いましたが、討ち死。

兄弟の坊丸(四男)、力丸(五男)も一緒に討ち死。

こうして短すぎる生涯を終えました。

 

 

明智光秀の謀反に気が付いていたのでは?説!

本能寺の変が起こるあたりの信長は、気に入らないとすぐ、左遷させたりクビにしたりして、他の家臣たちは、みんなご機嫌をうかがいながら媚を売り、毎日怯えながら仕事をするような状態でした。

今の時代だったら、確実にパワハラで訴えられてますね🐨

森蘭丸という人物はとーーーっても優れた観察眼、先を読む力、相手が何を考えているかを瞬時に察知して、期待に応えることができる力を持っていました。

だから、信長に好かれることができたし、あっという間に側近にまで上り詰めて、美濃金山5万石をもらっているわけです。

今で考えると、日本で1番大きな会社に入社してあっという間に社長の右腕になったような感じです。

しかも12歳からの5年間あまりで、です。

ずば抜けた能力を持っていた証拠ですね。

超―――気分屋なパワハラ信長社長に意見できたのは、蘭丸くらいだったでしょう。

 

明智光秀を斬るようにと忠告した!

蘭丸は、明智光秀の様子を観察して、信長に

「明智光秀は謀反をたくらんでいるかもしれません。気を付けてください」と伝えていた!らしい。

あの「本能寺の変」を予感していたらしいのだ!!( ゚Д゚)!!

もうよよちち🐨びっくりよ!

予測できていた人物がいたなんて!!

明智光秀のお話🌟↓

謎が多い本能寺の変!明智光秀の身辺には何がおこっていたのかを調査!

 

どうしてわかったのか?

信長と光秀の間になんとなく気まずい空気が流れるようになってきました。

最初、二人は、相思相愛で、信頼しあう間柄でした。

光秀は、信長に、自分をここまでにしてくれたことをとても感謝し、信長は、一生懸命働いてくれて、有能な光秀を高く評価していました。(秀吉よりも光秀の方が優秀だ、と言ったこともあったらしい)

しかし、信長のあまりの自己中さや、パワハラに光秀は大きなストレスを抱えるようになっていきました。

ついに、光秀は、みんなの前で、信長に怒鳴られ、頭を殴られました。

プライドの高い光秀。

光秀は、「取り立てていただいた恩が莫大なので、このようなことをされても反逆の心を抱きはしませんが、あまりのことではありませんか」と涙を流しました。

その場にいた蘭丸はこう言います。

「君臣の関係が深く、心やすいからこそ、ぶたれることもあるのでしょう。うらやましいご奉公ぶりです」

🐨うまい事言うよねーーー!!

本当にこの人は人を立てることが上手だし、気が利く言葉をかけるよねーーー。

 

しかし、蘭丸は信長にこう言います。

明智は謀反を企てていますので成敗なさるべきです。涙を流した時には既に反逆の心を抱き始めており、このためにわざと『反逆の心を抱きはしません』と明智は述べたのです」

しかし、信長は「ありえないでしょー」と、真面目に聞きませんでした💦信長はこういうところがあったのね🐨

でもさすがの蘭丸は、光秀の観察を続けるのでした!

そしてやっぱり光秀は謀反をたくらんでいると確信し、もう一度信長に伝えます。

「明智は何やら大事を企んでいるようですので、私に命じ、斬って捨てさせてください

信長は「なぜそう思うのか?」と尋ねると、

「今朝、明智が朝食をとっていた時のことですが、口に入れた飯をかまず、何やら考え事をしていた様子でした。

そして箸を手から取り落としたことにも気づいておらず、しばらくして我に返り、驚いていました。

これは天下の一大事を思い立ったからだと思われます。

察するに、明智は謀反を企んでいるのでしょう。

明智が殿を恨みたてまつること、思い当たるふしがあります。ご油断なされませぬように」

こんなに一生懸命、蘭丸が伝えているのに、信長はやっぱり取り立てて対策を取るような事をしませんでした。

🐨ホント信長って危機管理ができてないよねーー

信長は、偉くなった事で、自分の身の安全も、家臣たちの感情にもちゃんと向き合わないで、鈍感になっていたのかもしれないですね。

蘭丸はここまで、本能寺の変を確信していて、信長本人に忠告していたのです!!

 

よよちち🐨は、最初この話を知ったとき、背筋がぞーーーーーっとなりましたよ。。。

蘭丸の頭のキレ具合、信長への忠誠心、光秀には、あのような言葉をかけておきながら、「私が斬ります!」と陰で信長に言ってたり。。。

なんか、この森蘭丸という人物がすごく怖く感じました。

ホント敵にまわしたくないタイプですね。。。

しかし、信頼関係が強いと、ものすごい働きをして、命を懸けて守ろうとしてくれます。

 

 

よよちちの勝手な解釈

本能寺で、光秀の謀反を知った時、蘭丸はどう思ったんだろう。

「ほら!やっぱり!!だから言ったじゃん!!」かなー(笑)

 

本能寺の変が起きたときの蘭丸と信長の会話を思い出してみてください。

蘭丸「明智光秀様の謀反でございます!」

信長「是非におよばず」

 

信長の有名なセリフの「是非におよばず」が、どういう意味なのか?

「迷っている場合ではない」とか、「わけがわからないけれどとにかく反撃しなければ」とか、「是非を言っている場合じゃない」とか、いろいろな解釈がありますよね。

 

よよちち🐨は、これです。

蘭丸「明智光秀の謀反だよ!だから言ったじゃん!」

信長「あちゃー。もうこうなったら仕方ないな・・・」

という意味なのではないかと。

「蘭丸がせっかく忠告してくれていたのに、ちゃんと耳を傾けなかった自分が悪いな。仕方ないことだ。是非を論じる事でもないわ・・・」みたいなね。

 

よよちち🐨はこの蘭丸が、信長に忠告していたということを知った時に、あの時の会話は、こういう意味だったのではかなーとなんか思えてきたんですよね。

そして自分のおごりを反省しながら死んでいったのではないかなーなんて、思っています。

 

ま、勝手な解釈のよよちち🐨説だから、ホントどうでもいい事なんだけど(笑)

 

読んでくださった方はどのように感じましたか??

妄想するのは自由だから、自分の説を考えるのって楽しいです✨うふふ。

 

🌟本能寺の黒幕説のお話はこちら↓🌟

本能寺の変の【4人の黒幕説】わかりやすく解説★歴史ミステリー

 

森家のその後と兄弟のお話

少しだけ、兄弟と、森家のその後に触れておきたいと思います。

森家の9人兄弟はみんな優秀でした

長男:森可隆(よしたか)

次男:森長可(ながよし)

三男:森蘭丸(成利)

四男:森坊丸(長隆)

五男:森力丸(長氏)

六男:森忠政

長女:碧松院(関成政室)

次女:娘(青木秀重室)

三女:うめ(木下勝俊室)

全員を紹介するとながーくなってしまうので、大事なところだけ。

長男の可隆(よしたか)は、朝倉攻めの最中で父親より先に死んでしまったので、森家は次男の長可(ながよし)が継ぎました。

しかし、本能寺の変の後の、小牧長久手の戦いで27歳の若さで討ち死してしまいました。

長可に子供はいませんでした。三男:森蘭丸、四男:森坊丸、五男:森力丸は本能寺の変で討ち死にしていますので、六男の忠政が家督を継ぎました。

忠政は、津山城を完成させて、いろいろありましたが(←超ざっくり 笑)、幕末まで、森家の家名を残すことになりました。

 

 

まとめ

森蘭丸は、ものすごい観察眼を持っていて、気配りもできて、頭の回転が速い少年だった!

信長に、媚びを売らなくても、信頼される関係性で、信長に、ちゃんと意見できる唯一の人物だった。

でも、何故に、「明智光秀の謀反の可能性」に耳をかたむけなかったのかね。。。

タイムスリップして聞いてみたいです🐨

信長は裏切られてばかりの孤独な人生だった、と言われていますが、蘭丸だけは、そんな信長に寄り添って、最後まで一緒でした。

 

なんかとっても長くなってしまいました・・・💦

森蘭丸はホント興味深い面白い人物です!

森家の他の兄弟もかなり面白いので、また書きたいと思います✨

↓最近TVにもいっぱい出てる磯田先生の本って面白いです🌟

 

🐨ほかにも戦国時代の面白い人物いますよー✨↓暇つぶしに読んでみてくださいな✨

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