こんにちは。
よよちち🐨です🎵
以前、洋服に使用されている生地(布)について、超基本的な事を書きました。
先にこちらを読んでいただくと分かりやすいと思います★
さて、今回は、少し細分化して絞ってお話したいと思います。
目 次
ニット類のお話
今回は秋冬に着用する、ニット等の毛糸で編んである物の素材についてお話します。
例えば、通販でデザインがかわいくて買って、触ってみたら思っていたのと全然違った、とか、すぐにダメになっちゃった、とか失敗したなーと思う経験が一度はあるのではないかなーと思います。
特に写真は綺麗にとっていますし、着用した後のことなんて教えてくれないので分からないと思います。買った後に後悔するような事が少しでも減ったらいいですよね。少しでも参考になれば幸いです★
前回同様に大きく2つに分けてお話します。
●天然繊維⇒自然の動物や植物からできている物
●化学繊維⇒人工的に作り出した物 をそれぞれについてお話します。
■天然繊維
・ウール(毛)
ウールと書かれているものは、羊の毛と思っていてOKです。ニットに使用される一般的なメジャーな素材です。この糸をベースに混ぜて編まれている物が多いですね。混紡と言いますが、ウールをベースにすることが多いです。
・カシミヤ
カシミヤ山羊の毛を使用しているのでカシミヤといいます。寒い地域で生きている山羊なので、あったかい毛を蓄えています。体に近い部分の産毛だけを使用しているので、希少価値が高いので、高価になります。収縮性もあり、暖かくもあり、とても着心地の良い素材です。ちくちくすることはほぼないでしょう。
ただ、とても細い毛なので、デリケートな素材です。大事に扱わないとすぐに穴が開いてしまいます。毛玉にもなりやすいので、扱いに注意しながら、メンテナンスをしっかりしましょう。
・パシュミナ
一時、パシュミナストールが大人気になりました。パシュミナとは山羊の顎下の一部分の毛の事をいいます。寒い地方に住んでいる山羊の毛で細くて繊細な毛です。やわらかくて空気を含む毛なので、とても肌触りがよく暖かいのが特徴です。ですが、一部分のため、たくさん取れないので、高価なものになります。
・アルパカ
あのかわいい顔のアルパカちゃんの毛です。アルパカは、エアポケットという空気を溜める特長があります。そのため、暖かい空気を作り出すので、暖かく過ごせます。毛玉になりにくく、糸も強いので、手洗い可能なのも嬉しいですね。比較的安価で、肌触りも良く暖かいのでお勧めの生地です。冬になると人気の素材です。よよちちは、アルパカニットの所有率が多いです★
・その他の動物の毛
他に、キャメル(ラクダ)、アンゴラ(ウサギ)フェレット(イタチ)等、動物の種類で表記されるものもあります。
簡単に説明すると
キャメルは、やわらかく暖かい(アルパカの質感に似ている)
アンゴラは、ふわふわした毛が特徴。かわいらしい暖かそうな雰囲気になります。
フェレットは、最近よく見抱えるようになりました。こちらもふわふわした毛で、温かみのある素材です。
・コットン(綿)
綿ニットは、今挙げた中では1番暖かくないものです。季節の変わり目にはちょうど良い素材です。保温性は少ないですが、綿はオールシーズン対応しているので、長い期間着用でいるのがいいです。世々父は、綿ニット好きなので、冬に暖かいインナーを仕込んで着用します。毛玉にならないし、手洗いできるので、扱いやすい素材です。暖かさでいうと、動物性の物に比べると劣ってしまいます。
■化学繊維
・アクリル
石油が原材料のため、燃えやすいのでお料理の時は着ない方がいいですよ★最近の化繊は質が良くて、天然物とほとんど変わらないくらい良い見え方をします。しかし、素材自体は変わらないので、着心地や、特長を知って、きちんと選ぶようにしましょう。
アクリルのメリットは強度と軽くて暖かいという所です。すぐに乾くので、蒸れずに着心地も良いです。染めやすいので、かわいい色の物も多く、安価なことも良いですね。デメリットは静電気が起こりやすいことと、毛玉がすぐにできてしまいます。すぐに毛羽立ってきますので、安っぽく見えてしまう可能性があるので、毛玉や毛羽をきれいに切ったりするようにメンテナンスをしましょう。
・レーヨン
やわらかい糸で、シルクのような光沢もあってきれいな素材です。ドレープ感もあり、上品な雰囲気になります。ただし、保温性がないので、真冬は寒いです。が、保湿性はあるので、冬の乾燥は防げます。洗うと縮むので、注意が必要です。
・ナイロン
とても強い素材です。強度は1番ですが、ナイロン100%のニットがもしあったならば、ゴアゴアして硬くて着心地は悪いと思います。ですが、他の毛等に混ぜることによって、威力を発揮します。カシミヤのように、細い毛に混ぜることで強度が増すようになります。メリットは軽くて丈夫な所で、デメリットは固いので、着心地が良くない事です。
まとめ
ニット類は、どんなに高価な物でも毛玉はできてしまいます。(できやすい・できにくいはあるけれど)
メンテナンスがとても大事です。
生地を休ませてあげて、埃をはらってからしまうようにする、何回か着たら専門のクリーニングに出すようにして、大事に扱えば、5年10年と持たせることは可能です。
天然繊維は、価格も質も幅が広いです。安価な物もあれば高価な物もありますし、同じウールでもゴアゴアするものもあれば、ふわふわした物もあります。自然の物なので、一定の物がないんですよね。
逆に化学繊維は人口的な物で、一定の同じ物が量産できますので、質感のぶれもなく、安価で提供席るというメリットがあります。虫に食われることもありません。虫は高級品しか食べないので、カシミヤはすぐに食べられてしまうので、防虫剤を入れて虫から守ってくださいね。
冬のニットってホントにかわいいし、いろいろな種類の動物の毛が出てきて面白いです。なんか、キグルミみたいな感じですよね??
動物は洋服を着ないで、春夏秋冬を元気に生きています。季節に順応した毛をもっているので、その恩恵を受けて、人間も知識をしっかり持って温度にあった素材を着用することで、暑いときも寒い時も快適に過ごせます♪ありがたい♥
また、違うアイテムの素材のお勉強もしましょう♪
↓↓次はパンツのお話↓↓
🐨おしゃれに見せる方法なども書いています🎵↓